ご飯 VS うどん 【内部被曝(ひばく)、ママの知恵】

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もうすぐゴールデンウィーク。家族との外食の機会が増えますね。放射能が気になり、できるなら少しでも避けたいけれど、どうしていいのか分からない、気にしはじめるとキリがなく、お金もかかってしまう、と思っていませんか。

 

大丈夫です。選び方だけでも、内部被曝を減らすことができます。今日は、そのひとつの例、そして大切な知恵をお届けします。

 

お子さま連れのおでかけには、ママの手作りお弁当が一番。おいしくて、安心。でも、外出はママも疲れますね。せめて夕食には、みんなの大好きなファミレスで外食♪ ハイ、さてここで問題です。子どもたちに勧めるのは。

 

Q:「ご飯」と「うどん」、どっち?

 

A:白米は精米の段階で、表面の放射能の一部が落ちます。しかし全部は取り除けません。ところがこの白米を炊飯すると、セシウムは3分の1ほどに減ります。養分と一緒に土から吸収されたセシウムが、米の細胞内の水分に混じっていて、これが、熱を加えると細胞が壊れ、中の水といっしょに染み出てくるからです。

 

さて、いよいよ正解です、答えは「うどん」です。うどんは大量のお湯で茹(ゆ)でるだけではなく、後に流水で表面のぬめりを洗い流します、このとき表面に残ったセシウムもさらにすっかり落とせるからです。外食がかならずしも汚染されているというわけではないでしょうが、子どもたちに少しでも安全な食事をさせたいと願う母親として知っておきたい知識です。

 

食べ物と一緒に体内に入った放射能の一部は、筋肉や骨に留まり、そこから放射線を出し続けます。これが内部被曝です。長い期間、至近距離から放射線を浴び続けることになります。とくに成長期の子どもには、おとなと較べて数倍もの打撃がありますから、ママの選び方はとても大事なのです。

 Vol.13020

 

 どちら(正).jpg

 

 

 

< 解説① >  

セシウムと料理の過程

 食物の放射能は、外から表面にかかったものと、土壌から水分と一緒に吸収したものがあります。特に、3.11原発事故当初の放射能は、空間に飛散したものが多かったのですが、現在はこれが土壌に染み込み生態系で循環していることが、大きな問題となっています。 

 

食物が料理として食される過程を分けてみます。①食物そのものに泥や表面に付着したものを落とす過程、②焼く、煮る、蒸すなどの加熱の過程、③仕上げの処理過程です。①はとてもシンプルで、泥はよく洗い流します。玄米や麦などは精米過程で表面が剥ぎ取られます。じゃがいも、にんじんなどは表面を削ります。

 

大事な知識は②です。土壌から食物内部に入り込んだセシウムは、その細胞の中で水分に含まれています。これは、セシウムが水分に馴染みやすいという性質を持っているからです。②の食物に熱を加えることで、食物の細胞が物理的に破壊されます。その時、水分は外部に流れ出てセシウムも一緒に出てきます。茹でると、鍋の中の大量の水と入れ替えがおきます。ですから、できるだけ大きな鍋で大量のお湯で茹でることも大切です。  

 

③は一部の料理についてだけ検討できます。たとえば、『ご飯 VS うどん』では、うどんは茹でたあとに、ぬめりを落とし、しめるために流水で水洗いします。この過程で、鍋の中で表面に付着したセシウムをほぼ洗い流すこができるのです。ゆでた温野菜はこの原理を利用できます。

 

ご飯の炊飯前と炊飯後のセシウム値の変化の一例 

http://memoli4future.com/kodomira/measure/entry-9114.html

  

セシウムが含まれたうどんを茹でるとどうなるか?

 http://foodbase23.org/buncyou-5
 

 

 

< 解説② >

 岡山 博先生のおすすめ(仙台赤十字病院呼吸器内科 東北大学臨床教授) 

 野菜でも麺類でも、3分間茹でるものがあったとします。  ①鍋を二つ用意して、お湯を沸かしておいて野菜を入れる、あるいはそばを入れる。それで2分間グラグラと茹でます。  ②そこで、ざるを使って湯をパッと切ります。新しいお湯をジャーッと入れて、残り1分間茹でる。  そうすると、計算では、1回目で10分の1に、2回目でその10分の1になるので、結局1%まで減らすことができる、ようです。

 

 http://hirookay.blog.fc2.com/
 

 

 セシウムを落とす料理過程.jpg

 

 

 

 調理前後のセシウムの変化.jpg

 

 

 

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